ゴームクへの道Ⅱ

2日目の朝は、寒かったけれど、しっかり睡眠も取れたので◎しかも天気は良さそうだし、幸先いいなーと喜ぶ一行。2-1

まずは、ガンゴトリの寺院でお参りして、ゴームクまで無事に到着出来るように祝福を受けました。2-2

お供え物をして、祝福を受け、聖なるガンジス河に流す。厳密にいえば、この河はバギラーティー。(以下ウィキ参照)上流部ではバギーラティー(英語版)(भागीरथी)の名がある。デーヴァプラヤーグ(英語版)付近で支流の1であるアラクナンダー川(英語版)と合流する。そこから下流側がガンガーगंगा)と呼ばれている。

2-42-52-3ものすごい河の流れに少々驚く。やはりハリドワールやリシケシュのガンジス河とは躍動感が全く違う。ガンガー女神がシヴァ神にこの勢いをとめてみろ!とおっしゃっただけのコトはある。

以下、ウィキを参照してくださいまし。

神話によると、始めはガンガーはヴィシュヌ神の足の指から流れ出て、天界にあるブラフマーの町の周囲を周っていた。賢者バギーラタは、誤ってカピラ仙の怒りにふれ焼き殺された祖先の霊を浄化するために必要なガンガーの聖水を地上にもたらそうと、ヒマラヤ山中で修業を積んだ。ガンガー女神はその願いを受け入れたが、天界から地上へ落下するガンガーの奔流を受け止められるのはシヴァ神のみであると伝えた。バギーラタはカイラス山に赴きシヴァ神に祈りを捧げ願いを聞き届けられた。シヴァ神は地上に落下するガンガーを豊かな髪で受け止めヒマラヤ山中に注いだ。バギーラタの先祖の遺灰はその水で浄化され、霊は天国へ昇ることができた。それ以来、ガンガーは聖なる川として地上の人々に恵みをもたらし続けているとされる。

この神話を受けて、シヴァ神の像の髪の毛の中にガンガーが描出されているものが見られる

 

さて、朝食はじゃがいもをチャパティーの生地に練りこんだパラタ。シンプルで美味。これにヨーグルト。登山中にお腹を壊してもな・・・と思いながらも、パラタだけだと喉がパッサパッサになるので頂く。2-6さてさて、いよいよ出発です。メインガイドさん、荷物運び君、コックさん兼ガイドちゃんが今回私たちをサポートしてくれます。が、しかし、メインガイドさんはヒマラヤ登頂したこともある本格的ゆえに、後ほどその凄さと共に「ちょっと待って!」という事態に(笑)

私たちはパンをバックにくくりつけたガイドのマンジュちゃんと一緒にボージ・バーサ(標高3715㍍)への道14キロを目指しました。

既にガンゴトリーも高地。高山病の薬はマメに飲んではいますが、山道に出るまでの階段で既に筋肉がビリビリ、呼吸はゼーハー。大丈夫か!?私たち!

2-7とにかく、天気がよくて良かった〜と喜ぶのは、甘かった。直射日光が容赦なく照りつけ私の左手は火傷のように真っ赤か。(首から下げているカメラが揺れないように抑えるように手を置いていただけです)普段登山に慣れているJさんも途中熱中症のような症状に「気持ちが折れた」とまで仰る。大丈夫か!?私たち!

もう、まだ歩いて10分ほどなのに、道の悪さと高地ゆえの息苦しさに、気持ちは後ろ向き。そこで、とにかく写真を撮りながら、上を向くことにしたのです(笑)そして、心の中では「カーリーさま」と大好きな女神の名前を唱えながら・・・。

途中、聖者が住んでいるという岩を教えて頂く。意外と快適そう。

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2-9目の前にはヒマラヤ。頑張れ私たち!

2-142-152-18だって、こんな道なんですもん。ヤギかい!?とツッコミを入れたくもなりますよ。

2-13岩落ちてこないかい!?危険も感じますよ。

2-16途中何度か川も横断。これが上がったり、下がったりで呼吸はゼーーーーハーーーーっ。しかも、橋と言っても木を敷いているだけ。

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少しでも休みたい私たちと、少しでも前に進まなくてはダメだと知っているマンジュちゃんとのせめぎ合い。最近ラメは、日焼けを気にしているようで、私よりもマメにUVクリームをぬっていた。私も手の甲にちゃんと塗っておけば良かった。。。2-30

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やっとランチも取れる所まできての笑顔。

2-10マンジュちゃんは、ガッシリ、ガシガシ前に進む。川があればそこで水分補給。強いな・・・とひと目でわかる(笑)一番手前がマンジュちゃん。

2-12こんな階段登ったことないよー、なんて言ってられない!ちょっとでも遅れを取ると、もうどんどん遅れてしまうので、とにかく「頑張れ私!」しかないのです。

2-19「あーん、辛いよ」と、また写真を撮って気分転換。しかし、この道はまだまだまだ、マシでした(笑)だって、道があるんですもん。2-20途中、やっとお茶屋さんがあり、そこでチャイを頂く。ところで彼此6時間ほど登ってきていますが、トイレに行きたいと思ったコトは一度もなかった。出発前はやはり木の影で?なんて思っていたのですが、実際、隠れる場所なし。そのような状況を体も感じるのか、全くトイレタイムは必要なかった一行。ただ、ラメは行っていたな(笑)

よーやく、目的地であるボージ・バーサに到着。下に見えるのが、今夜の寝床になるであろうキャンプ地。しかし、メインのガイドさんや荷物運び君たちの到着がえらく遅れているらしい。おいおい!

2-21寒くなってきたじゃないか!?気温はマイナスになるって聞いたぞ!おいおい、何をしているんだ!?など心の中の声は静まることなく、叫び続けていたら、やっと到着。どうやら誰かが気分が悪くなったんですって。誰だよー!2-25

キャンプ地まで降りるのも、かなり億劫に感じる私たち。。。
2-24このボージ・バーサにはアシュラムもあるらしい。やっとテント張りを始めてくれたので、その間ますます冷える体を温めるためにアシュラムへお邪魔する。チャイなんか出してくれたら、嬉しいなーと期待して。

2-17出してくださいましたよ!とても柔和なお顔のグルではないけど、グルと勝手に思ったワタシとパチリ。本当に優しいお顔に癒されました。

2-22あっという間に日は落ちて、あっという間にマイナス。寒いー。

2-31夕食は、嬉しいことにスープ。2-27そして、カレー(笑)

2-28もう、とにかく体を伸ばして脚を伸ばして、寝転がりたい!その一心。食欲もあまりわかず、作ってくれたマンジュちゃんが美味しくなかった?と心配するけれど、「疲れたの」その一言しか言えない。。。

しかし、またしてもラッキー。この食事をしている場所が、お天気観測隊のお部屋でストーブもあり。まだ空き部屋ある、3つベットあり、というコトのなので私たち女性とラメ←おいおい(笑)でお部屋を借りるコトになりました。もちろんストーブがないので、いつものように寝袋に包まり重い湿気た布団での就寝。

ちなみに私たちにお部屋を譲って下さった男性2人は、テントで凍えるような夜を過ごされたようです。朝には靴が凍っていた、テントから寝袋(足側)がはみ出て寒さで目が覚めた、などのエピソードを朝聞きながら、すみませんと同時に良かった・・・と思ってしまった罪深い私。