既に9月も過ぎ・・・

これまた、ご無沙汰です。
最近、体調が思わしくなくって、軽い眩暈なんですけどね。
巷で噂の「秋疲れ」をそのまんま、体験しているワタクシ。
皆さまも、どうぞご無理をせずに、休める時は休んで下さいね。
さてさて、最近ハマっていたのが、
中村うさぎさんの本←今、体調を崩されているようで、ちょっと心配。
そして、「グレイ・ガーデンズ」というお話。
これは、ジャックリーン・ケネディ(のちにオナシス)の
実家であるブーヴィエ家の出身の母・娘の没落貴族のお話。
この母子は両方ともイーディスという名前なので、
母親のほうはビッグ・イーディ、娘のほうはリトル・イーディと呼ばれます。
何がすごいって、なんせ没落貴族ですから、
イーストハンプトンの広大な屋敷に住んでいるけれど、
色々あってお金がないため、アライグマまで出現するボロボロなお家に
年老いた母といい歳をした娘が住んでいるのです。
しかも、娘のリトル・イーディは、きっついキャラの母親の影響からから、
若い頃に髪の毛が全て抜け落ち、いつも素敵な!スカーフやら
セーターやらを頭に巻いて、ワタクシたち凡人の想像を超える格好をしている訳。
それが、素晴らしい~[E:crown]のです。
まず、色の組み合わせが凄い。
恐らくテーマがあるんだと思われる。
ブルー系。レッド系。ブラック系。
それらが、奇抜なんだけど、物凄く調和しているのです。
そのセンスの良さ?にゲイ・ピープルやデザイナーたちから
圧倒的に支持を受け、カルト的人気を誇るドキュメンタリー映画となっているのです。
って、私もこのドキュメンタリー映画を知ったのは、
ある本の中に、お金がなくても頭とセンスがあれば、
一流の着こなしが出来る・・・という文章と共に紹介されているのを読んで、
こりゃ面白そうだから観てみようっと思った訳です。
でも、ドキュメンタリーDVDで、しかも日本語版が出ていない。
ふたりの日常生活をただただ、撮っているので、
何を言っているのか分からん!
でも、二人の格好を観るのは、とっても面白い。
だって、落ちぶれたとは言え元、貴族な訳で
はめている指輪とか?着ているドレスとか?素敵なんですもん。
それを観るだけでも、価値ありだな。
最近、ワタクシがクラシカルメイクやファッションに目覚めているのは、
この映画が多大に影響しているの。
我ながら、単純だけどホントに素敵[E:heart]
ところで、この母娘の関係が強烈。
いつも罵りあい、それぞれ急に歌を歌い始めたり、
ダンスを始めたり、やりたい放題。
かなりエキセントリックな性格だけど、母娘のつながりは深い。
いつでもNYに戻ろうと思えば戻れたはずだけど、
娘はきっつい母親を見捨てるコトは出来ず、
ずーっとこの汚いお屋敷に住み続け、
女優になる夢も諦めるのです。
とにかく、母娘の関係性が濃い。
で、中村うさぎさんの本の話に戻ると、彼女の本の中でも
この母・娘の関係性を深く掘り下げた作品が幾つもあります。
それを読んでいると、健全な関係性を保てるだけ、両者が自立していないと、
お互いの人生に入り込んで、大変なコトになりますねー。
ま、大概母親が娘をいろんな意味で束縛して、
力を奪ってしまうのが多いんだけれどもね。
これで思い出したのが、先日行ったハワイのヨガティーチャー。
彼女は17歳だっけなー、の時に家を出て、それから方々を転々とし、
一番上のお子さんは、生まれるギリギリまでインドにいて、
さすがにインドぢゃ・・・・とインドを出て、ギリシャだっけ?で出産をしたのです。
いやはや、肝が据わった人でね。
でも、とっても生きた言葉をおっしゃる、穏やかな人でした。
彼女が娘に伝えた生きた教育ってどんなんだったのかな~、
と思う今日この頃のワタクシ。
また、今度行ってお話を聞きたいと思うのです。
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